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【体験記】文理選択で高校生活はどう違う?僕は〇〇で選んで大失敗。。。

こんにちは。管理人のMです。

今回は授業とか演習とかではなく、つらつらと自分の体験談や思うところを書いていきたいと思います。
テーマは文理選択で高校1,2年生が主なターゲットになるでしょうか?
勉強の合間に軽く読んでくれたらうれしいです。

高校生活編、大学生活編、就職活動編、社会人編の四部構成を考えています。

まずは高校生活編をどうぞ。

文理選択~僕の選び方(危険!絶対マネするな!!)~

はじめは文系志望だった

僕の通っていた高校では2年生から文系・理系に分かれるので、確か1年生の9月くらいに1回目の文理選択の調査がありました。
文理の希望、理科の選択科目、志望学部を書くものだったと思います。
そこで僕が書いていたのは、なんと「文系 生物 法学部志望」でした。
今数学のブログなんて書いているんだから当然理系と思うかもしれません。
最終的には理系を選択しているんですが、この時点ではまだ文系志望だったんです。
というのも当時の僕は全く勉強をしておらず、進研模試で数学は偏差値50くらいだったと思います。
国語はなぜかできていたので、なんとなく理系じゃないだろうなということで文系を選んでいました。
ちなみに法学部にしたのは法学部の偏差値が一番高い大学が多くて「法学部ってかっこいい」と思ったからです。
調査票を提出した後、友達に聞いたら、仲のいい人は結構な割合で理系の物理選択でした。
そのときは「そうなんだ~」くらいで流していたんですが、そのあと2月に行われる2回目(最後)の文理選択調査まで、自分の将来を少し考えるようになりました。

親の意見・友達の意見

文系・理系のどっちがいいかよくわかっていなかった僕は、とりあえず親に「僕って文系?理系?」と聞きました。
すると父母ともに「どうみても文系」と即答。
というのも僕は中学生のときに他教科は90点以上なのに数学だけ60点だったこともありましたし、模試も数学だけ偏差値が低いので、冷静に僕の成績をみて判断をしてくれたと思います。
友達にも帰り道聞いてみました。すると文系がいいんじゃない?とのこと。理由は国語のセンスがあるからとか。
自分もなんとなく文系かなと思っていたので、やっぱり僕は文系なんだと確信した高1の9月でした。
しかし、その1か月後に僕の判断を狂わせる出来事が起こります。

文化祭・体育祭・修学旅行

僕の高校では10月に文化祭と体育祭が行われます。
1年生は男女半々のクラスですが、2,3年生は理系(物理)クラスは男女比8:2、理系(生物)クラスは男女比6:4、文系クラスは男女比3:7くらいになっていました。
普通ならこういうイベント毎って男女でワイワイやった方が楽しいハズなんですよ。
でも当時の僕は女子とほとんど喋らないシャイボーイで男子だけでバカやってる方が楽しいと錯覚していたんです。
よく男子校のノリとかいいますが、僕は共学にいながら女子と喋らなすぎてセルフ男子校状態になっていました。
(今思えば実にもったいないことをしたなという後悔がありますが、それもまた青春ということでよしとします。)

そんな僕の目には理系(物理)クラスというのはとても輝いて見えたんです。
男子だけでバカみたいに笑って騒いでいるイケてる集団、それこそが理系(物理)クラスだと錯覚させられてしまったんです。
そして極めつけは修学旅行。
先輩曰く修学旅行はほぼ班別行動。ということは理系(物理)クラスにいけば仲のいい男子だけで四六時中バカ騒ぎできる!

ということで僕は理系(物理)クラスを選択することにしました。
数学が苦手とか、国語ができるとかそんなこと1ミリも考えず、ただただ来年行われる文化祭・体育祭・修学旅行に全集中して選択してしまいました。

親にも正直にこの僕のバカな理由を熱弁しました。
二人ともあきれていましたが、自分がいいならいいということで理系選択の許可?が降りました。

 

ちなみに卒業アルバムで確認しましたが、どう見ても文系クラスの方がキラキラしていました。
本当にありがとうございました。

理系(物理)クラスの学生生活

一言でいえば最高でした。
文化祭・体育祭・修学旅行は最高に盛り上がりました。
(傍からみるとイキり散らかした陰キャ集団だったと思います。が当時の感覚では間違いなくイケていました。)

確かに勉強面でいえば理系に進んだことでかなり苦労しました。
(これはいつか書きます。正直文転も考えました。)

理系(物理)で苦労したことは

・(当時は)数学がⅢCまであったので授業のスピードが早い
・物理が普通に難しい
・文系がキラキラして見えて眩しい

特に3点目ですが、3年生にもなるとさすがに1年生のときにかけられた幻術からは覚めているわけです。
僕の高校はなぜか理系(物理)クラスだけ別校舎になっているんですが、たまに文系クラスや理系(生物)クラスの前の廊下を通ると、こいつら同じ人間か?と思うほどみんなキラキラしていて自らの選択を後悔する同志が後を絶ちませんでした。
キラキラした文系に対抗するため、物理重要問題集をにぎりしめニヤニヤしながら用もないのに文系クラスの廊下を歩いたこともありますが、ガチでキモイと言われ一発KOされました。

反対に理系(物理)でよかったことは、
休み時間や国語の時間(先生ごめんなさい)には教室の後ろの黒板で模試や過去問の解答を議論したりする雰囲気があったことです。
ここで友達に説明することで自分の理解が深まったり、こいつこんなに頭いいの?という驚きがあったりで良い習慣だったと思います。
学校にもよりますが、僕の高校では物理クラスはほぼ全員が国公立を目指していたため、受験のモチベーションは高い集団の中で過ごせたこともよかったですね。

文理どっちを選べばいいの?

理系はつぶしが効くは本当か?

よく理系はつぶしが効くといわれます。
受験においてこれは「理系を選択したけれど、ちょっと理系は厳しいから文系の進学先を選ぼう」ということができるということですが、これが本当かというと、本当だと思います。
文系から理系ができないわけではないですが、文系から理系に変えるよりも理系から文系に変える方が簡単であることは間違いないです。
その理由は、

・理系科目の習得には時間がかかる。
・文系科目は暗記が多く3年生からでも間に合う。
・文系受験で数学ができるのは大きなアドバンテージ

特に3点目ですが、文系選択の理由で多いのが「数学が苦手だから」です。
なので、文系学部の受験生では数学がない選考方式を選んだり、数学は捨てて英語で勝負するという人が多いです。
そんな中で数学でがっつり点数を取ることができればかなり有利なことは間違いないです。
ただし、文転することで社会や国語など頑張らないといけない科目ができることは忘れてはなりません。

最初に言った「理系はつぶしが効く」の本領は大学での就職活動で発揮されますが、それはまた今度話をします。

一番いいのは自分のやりたいことや適性から自分に合った進路を選べることですが、それがなかなか難しいです。
文理選択に迷っている場合は、とりあえず理系にしておくというのは決して悪い選択ではないと思います。

 

文系と理系で学費は違う?

国公立大学であれば文系学部と理系学部で学費に違いはほとんどありません。
しかし、私立大学の場合は、理系学部の学費が文系学部の2倍以上するケースも珍しくありません。
私立の場合は学費に加えて施設管理費などの名目で授業料以外に収めるお金もあります。
特に私立医学部なんかはとんでもない学費で、一般のサラリーマン家庭では選択肢から外れることも多いです。(大学によりますが、数千万かかります。)

僕は都会の一人暮らしに憧れていましたが、国公立大学にいくことが一人暮らしの条件でした。

この辺りは親御さんと相談して決めるのがいいと思います。

 

最後に

文理選択をするときには決して僕のように目先のイベントに惑わされてはいけません。
しっかりと自分の目標や適性を見極めて判断してください。

そして親や先生の意見ももちろん大事ですが、最終判断は自分の意志がなにより重要です。

受験勉強は大変ですし、大学での勉強・研究はその100倍大変です。
会社員はその100倍大変です(等比数列)。
こんなこと言うと社会人になりたくないよっていう学生が増えてしまいますね(笑)。

なんにせよ、今後の自分の人生を左右する分岐点の一つです。
困難に直面した時には「自分で選んだ道だから」と思えることが困難を乗り越える原動力となります。

 

それでは文理選択(高校生活編)は以上で終わりです。^^

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